スキップ

Krita 4.1.3 がリリースされました

前の投稿 | 2018年9月29日 土曜日 | 読了時間: 8 分 | 次の投稿

Kritaの最新バージョンをリリースしました!2018年の開発資金募集キャンペーンが進行中ですが、Krita 4.1.3のリリース準備を行う時間を確保することができました。大体100個の修正があるので、重要なリリースです。皆さんにアップデートを推奨します!バグ修正を続けていけるように、是非、2018年の開発資金募集キャンペーンにも参加してください!

Krita 4.1.2はどこに行ってしまったのか気になる人もいるかもしれません…実のところ、4.1.2を準備していたのですが、ビルドインフラの変更によってWindowsのビルドが壊れていました。その修正の間に、Dmitryがいくつか今すぐリリースに含みたいような修正を行いました。例えば、中央揃えの複数行テキストがテキスト編集後に一行になってしまう、といった問題への修正です。 そこで、新しいバージョン、4.1.3を作ることにしました!

Krita 4.1.3はバグ修正リリースなのでバグ修正がメインですが、新機能もいくつか含まれています。まず最初は、Scott Petrovicによる新しいウェルカムスクリーンです。便利なリンク、最近使ったファイルのリスト、新規ファイル作成やファイルオープンの機能に、空のウィンドウに画像をドラッグアンドドロップして開けるというTipがあります。

ここ数週間Dmitry Kazakovは猛烈な勢いでバグを修正しKritaを改善しています。その中の一つは高速プレビューモードの改善です。元々は2015年のKickstarterで資金を集めて開発した高速プレビューモードは、画像の縮小版を計算してそれを表示することで高速化を行います。ただ、ブラシの一部で、ストローク後に遅延が起きたり、キャンバスのちらつきが起きていました。BUG:361448. これは修正されました。ブラシでのペイントもよりスムーズに感じるようになりました!スムーズさに関してはIvan YossiのGoogle Summer of Codeでの開発もこのリリースに含まれています。

選択の改善も行いました。Kritaでは、ベクター選択とピクセルマスクの選択があります。ベクター選択を使っている時は、図形ツール(四角や楕円)で選択にベクターを追加することが可能になりました。これまではベクター選択がラスタライズされてしまっていました。

移動ツールも改善されて、移動ツール内の操作もアンドゥできるようになりました。これまではもともとのレイヤー位置に戻ってしまっていました詳細はこちらです。BUG:392014

ベジェ曲線ツールも改善されました。オートスムーズオプションが追加されました。オートスムーズを選択すると、作成される曲線は直線多角形ではなく、すべてのポイントが「スムーズ」に設定されたスムーズなカーブになります。BUG:351787

新機能の最後は矩形ツールです。ピクセルレイヤーでもベクターレイヤーでも角を丸めることができるようになりました。BUG:335568. もちろん後から編集して角を丸めることはこれまでも可能でしたが、今の方が簡単です。

Wolthera van Hövell tot Westerflierが作成したPythonプラグインのコミックプロジェクトマネージャーも大幅に改善されました。特に標準準拠のepubとacbfファイルの生成が改善されています。関連情報になりますが、KDEのコミックブックリーダーソフトのPeruseもチェックしてみてください。改善点の長いリストはこちらです:

以下がバグ修正の一覧です:

アニメーション

様々なファイル形式のサポートでの改善

フィルタ

ペイント

タブレット

テキスト

参照画像ツール

ビルドシステム

キャンバス

コア部分の修正

レイヤー

メタデータ処理

Pythonスクリプト機能

リソース処理

選択

その他のツール

雑多な問題とUIの問題

ダウンロード

Windows

Windowsユーザーの皆さんへ:もしクラッシュする事案に遭遇した場合は、この案内(英語) に従いデバッグシンボルをKritaに追加してください。これによってKritaがクラッシュした原因をログから解析できるようになります。

Linux

(なぜかFirefoxはテキストとして読み込もうとするようです。ダウンロードするにはリンクの右クリックから保存してください) 更新がされると、Ubuntuと派生ディストリビューションではKrita Lime PPAからもKrita 4.1.3をインストールできるようになります。snapの更新については作業中です。

OSX

注意: タッチドッキングパネル、gmic-qtとPythonプラグインはmacOSで利用できません。

ソースコード

md5sum

すべてのダウンロード向け:

キー

Linux appimageとソースのtarボールは署名されています。パブリックキーをhttps経由で取得できます: 0x58b9596c722ea3bd.asc 署名は こちらです (.sigのファイルです)

Kritaを支援してください

Kritaは自由なオープンソースのプロジェクトです。寄付トレーニングビデオやアートブックの購入で、プロジェクトを支援することを検討してみてください!皆様の支援によって、コアチームがフルタイムでKritaの開発作業を続けることが可能になります。