新しいKritaの本とプレゼント企画!

公開   2015/11/2

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Kritaの貢献者の一人、Scott Petrovicさんによる新しい本、Digital Painting with Krita 2.9 がリリースされました。英語によるKritaの初の本になります!230ページ超で、Kritaの仕組みについて役立つ情報でいっぱいです!

この本には概念を理解しやすいように多くのイラストと例が含まれています。印刷された本、および電子書籍版があります。本の利益の一部はKrita財団に寄付されます。これによってバグ修正と機能追加をさらに続けていくことができます。もちろんTyson Tanさんによる素晴らしい表紙で買う気持ちになるでしょう!

ScottさんはKritaコミュニティに長く関わっています。彼はこの公式ウェブサイトの管理をしています。それだけではなく、本を書き、さらに開発も行ってきました。Scottさんは新しいアニメーションシステムやKrita3.1に含まれる予定の新しいレイヤードッキングパネルといった、ユーザインタラクションデザインを行っています。詳しくは下の短いインタビューを読んでください!

目次と最初の2章のサンプルはこちら.

AmazonやBarnes & Nobleといった書店で販売中です。(訳注:日本では11/2時点でAmazon.co.jpでKindleタイトルとして購入が可能です)

以下のリンク経由でAmazon.comから購入すると、AmazonからKrita財団に少しお金が届くことになります:

本のプレゼント企画

本のリリースを記念して、Scottさんは本のプレゼント企画を行っています!抽選で5名にサイン入りの本が当たります。本のプレゼント企画は2015年11月4日が締め切りです。

参加はScottさんのウェブサイトで行っています。

Scott Petrovicさんについて

今回は著者インタビューです!

Kritaコミュニティに参加するようになった経緯は?ウェブサイトの仕事から開発まで様々なことを行っていますが、一番好きな仕事は何ですか?

2013年に、オープンソースのアプリケーションであるBlenderを手助けすることにしました。Blenderが私にとってのはじめてのオープンソースプロジェクトとLinux世界への貢献の体験です。最初はどんな風になるのか不安もありました。IRCやメーリングリストといった自分には不慣れなものでコミュニケーションを取っていたからです。

Blenderの開発者と仕事をするのは素晴らしいことでした。 私を導いてくれたBrecht Von LommelさんとCampbell Bartonさんにとても感謝しています。Blenderの開発者はWindows向けのビルド作成のガイドを用意していたので、Linuxをインストールする必要もなく簡単にはじめることができました。この体験が、私のオープンソースコミュニティへの見方に大きく影響を与えました。私の学びについてブログ記事を書きました。

Blenderの作業をしている時に、Kritaについて知りました。Blenderのショートムービーのプリプロダクションの記事を読んでいて、Kritaが言及されているのを目にしました。Kritaは興味深く面白そうだったので、チェックしてみることにしました。Kritaを使えば使うほど、恋に落ちました。オープンソースの経験がちょっとはあったので、貢献できるチャンスを探すことにしました。

それから一週間もしないうちに、Boudewjin Remptさんがkrita.orgウェブサイトのデザインリニューアルの「ヘルプ募集」を出しました。Kritaはボランティアの小さなグループで大部分が運営されているので、Krita.orgの方向性について高い自由度を得ることができたと思いました。その自由度と小規模なワークフローのおかげで、何か大きな違いを生み出せる気持ちになりました。

本を書くのにかかった期間は?書いている時の面白かったことを教えてくれますか?難しかったのは何ですか?

本を書き出したのは2014年の終わり近くです。だから一年ほどかかりました。実際に書きはじめるまで、どんな感じになるのかまったくわかりませんでした。他に本を書く知り合いもいなければ、本を書くグループに入ったこともありません。私はただ、Kritaは素晴らしいプログラムで、もっと声をあげるべきだと思ったのです。Kritaのコミュニティも開発者も素晴らしいです。驚くほどの意欲、心構えとプロ意識があり、毎日それに囲まれたいと思いました。

書いている中で最もワクワクしたことは、Woltheraさん、David Revoyさん、そして編集者のKarenさんといった人々からのフィードバックを受けることでした。本のような長い文章を書きはじめると、自分の書く能力が判断できなくなっていきます。すべてが調べたことや人と話したないようのノートの塊に見えます。フィードバックを受けることで、視点を持って書いたものをまとめなおし、さらに創造性が溢れ出すようになりました。

ノンフィクションの本を書く上での一番困難だったことは、明瞭性です。読者にとって技術的に複雑すぎないか、あるいは単純すぎないか、と苦労しました。この本はアーティスト向けなので、説明と、わかりやすくするための例の紹介に時間を多く使いました。この本の図解と例は詳細に描かれているわけではありませんが、概念を理解するために必要な情報を持つように心がけました。核心となる概念に常に焦点をあてるようにしました。

もう一つ困難だったことは、変更についていくことでした。Kritaはほぼ毎月修正と新機能を含んだ新バージョンがリリースされます。書いたものを最新に保つのは難しいことでした。ほぼ書き終わったところで、アプリケーションのアイコンすべてを更新する決定をしました。アイコンが含まれる画像は本に大量にあり、それでどれだけ更新作業が必要だったかは想像できるかと思います。結局、私は書くプロセスを変更して、本ができる限り最新に保てるようにしました。

Kritaの機能で一番好きなものは?

ポップアップパレットが私のお気に入りです。作品を描いている時に、ユーザインタフェースを隠すのを好んでいます。キャンバスのみを表示モード(Tabキーで切り替え)を使うということです。キャンバスのみを表示モードも、お気に入りと言えるかもしれません。クリエイティブな時には気が散るのが嫌いです。パネルもメニューもドッキングパネルも精神的に負荷になると思います。意識はしていなくても、頭脳はそうした情報をスクリーンから取り除くのに力を使っています。ポップアップパレットを使うと、キャンバスのみモードでの作業を続けることができます。ブラシも、色も、タグも、メニューを見なくても変更できます。

お気に入りのKritaアーティストは?

David RevoyさんとTyson Tanさんの間でタイです。二人とも、Kritaで素晴らしい作品を作り、自分たちのプロセスについて教育を行い、そして開発へのフィードバックを行って助けています。二人の才能を際立させているのは、二人とも技術的な面と芸術的な面の両方で強いところにあります。私が若いころは、素晴らしい作品というのは技術だけによるものだと思っていました。どれだけ描いた女の子を可愛く、リアルにできるか、もしくは、アクションシーンをどれだけドラマティックにできるか、というものです。こうしたスキルも大事ですが、アーティストは物語を語り、人とより深いつながりを作ろうとすべきだと私は思っています。DavidさんもTysonさんも、その教育的素材で、私の芸術性の向上を助けてくれました。二人は、ただ作品を見るという以上に、私との繋がりを作ったのです。

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