公開 2016 年 05 月 19 日
Krita3.0のリリースがさらに近づいています。アニメーションツール、インスタントプレビューを含むQt5ベースの初めてのバージョンになります! 今日のリリース候補版には、これまでのベータに比べて数多くの修正と改善が含まれています。アニメーションとインスタントプレビューは去年の Kickstarterプロジェクトの成功による資金で可能になりました。 そして今、3度目となるKickstarterキャンペーンを実施しています。今年のメイントピックは素晴らしいテキストツールとベクターツールキットです。 1週間で、既に半分まで来ています!
一番大きい新機能は、疑う余地もなく、手書きアニメーションのサポートでしょう。この夏にはJouni Pentikäinenがさらにアニメーションツールの改善の作業を続けますが、現状でもしっかりとしたツールセットになっています。下の動画チュートリアルでは、WoltheraがKickstarterストレッチゴールのアニメーションヘッダー(炎テキストアニメーション)を作った手順について説明をしています:
また、次の動画ではWoltheraがインスタントプレビュー機能のデモをしています。大きいキャンバスで大きいブラシを使用することを可能にします。メモリ消費は大きくなりますが、その代わりに速度が大幅に向上します:
インスタントプレビュー、アニメーション、Qt5サポート以外にも、Krita3.0ではKickstarterストレッチゴールから数個の機能を実装しています。レイヤー操作、ショートカットの扱い、接線法線ブラシ、カラースペースセレクタ、ガイド、グリッドとガイドのドッキングパネルやスナップ、ショートカットパレットの改善、グラデーションマップフィルタ、などなど様々です。そして、最終リリース前にさらに修正を行うつもりです。
完全版のリリースアナウンスを準備している状態ですが、Nathan Lovatoによる新機能まとめをチェックしてみてください:
前回のベータから、以下の修正が行われました:
その他細かい修正も行われています!
Alvin WongによるWindowsシェルエクステンションパッケージです。インストールすると、WindowsのエクスプローラでKritaファイルのプレビュー表示とメタ情報の表示が可能になります。(ウイルスチェッカーで警告が出るかもしれませんが無視してください。このパッケージはNSISインストーラメーカーで作成されていて、それをウイルス感染と勘違いするウイルスチェッカーソフトがあります。).
Windows: ZIPファイルを解凍してbinフォルダの中にあるkrita.exeを実行してください!既存のインストールには影響しません。設定ファイルの場所は%APPDATA%\Local\kritarc から %APPDATA%\Local\krita\kritarcに変更されました。
OSXディスクイメージ版にはまだOpenGLを有効にするとブラシ輪郭を表示するカーソル、基準線その他が見えなくなる既存の問題が残っています。現在我々はその問題を解決すべく作業中ですが、3.0リリースまでにキャンバスのコードの書き換えは間に合わないと思われます。設定でOpenGLをオフにすれば、カーソル、グリッド、ガイドなどが表示されます。
Linux appimage版:ダウンロードした後、実行可能にして起動してください。インストールは必要ありません。CentOS 6とUbuntu 12.04には、OpenMPなしでビルドされたG’Mic(これにより動作はかなり遅くなります)が入ったAppImage版を別に配布します。
2.9インストールに影響せずにこれらのビルドは使用可能です。
ソースコード: ソースコードはこちらから入手可能です:
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