Krita 2.9.4.1リリース! 公開 2015 年 05 月 06 日
我々はKickstarterだけにかまけているわけではありません(最初の4日間で目標金額の50%が集まりました!ですがまだ目標金額には届いていません。皆さんのさらなる支援をよろしくお願いします!)。我々はKritaの開発も並行して続けています。Dmitryはクローンレイヤーのパフォーマンスの改善、レイヤースタイル機能へのPSDファイルのサポートの追加、PSDファイルへのマスクの読み込み・保存のバグの解消(我々はこれを10月に実装しましたが、その後どうもうまく動かなくなっています…)に必死で取り組んでおり、そして本日新しいバージョン、Krita 2.9.4.1をリリースをリリースしました
2.9.4ではレイヤースタイル、機動速度の改善、メモリ消費量の改善、翻訳の改善、バグフィックスが行われています!
そして今回の2.9.4.1でKritaはついに完全なる多言語化を成し遂げました。今まではKritaは翻訳ファイルのアップデートがなされておらず、特にWindows 32ビット版Kritaには翻訳ファイルが搭載されていなかったため(これはこちらのミスでした)日本の皆さんにはご迷惑をかけてしまいました。しかしもうこれからは大丈夫です。日本の皆さんも日本語UIでもっと気軽にお絵描きをお楽しみください!
新たな新機能実装
そして今リリースではついに昨年のKickstarterによる機能、レイヤースタイルが初めて実装されました!
VIDEO
Photoshop式のレイヤースタイルの実装です。※これはあくまで最初のリリースです。まだ実装されていない機能もあり、またまだKritaのネイティブフォーマットとASLスタイルライブラリファイルにしかこの保存はできません(PSDファイルへの保存機能はまだ実装されていません)。またマスクとレイヤースタイルにはまだバグが残っています。
プリセットの読み込みを待たないことで起動にかかる時間を短縮(起動時間は現在30%から50%早くなっています)
透過マスクとフィルタ使用時の大幅な速度改善。移動ツールは20%速くなっています。
Windows版Kritaのダウンロードサイズを33%(145MBから97MB)縮小。これは使用されていないファイルのクリーンアップと翻訳の修正によってなされました。 そしてバグフィックスです…
色履歴のパッチ数を修正
ドッキングパネル、ダイアログ、その他の箇所に多くの修正
Plastiqueスタイル使用時の特殊ウィジェットに多くの修正
リソースセレクタでアイコンの大きさをリサイズした際の問題の解決
切り取りツールのユーザビリティ(切り取り後の大きさの設定のリセット)の問題の改善
ドッキングパネルの名前欄を非表示にする機能を追加
デフォルト設定ボタンについての問題修正
テクスチャを使用しないブラシプリセットへテクスチャを読み込み・保存しないことによるメモリ消費量の削減
Adobe ABRブラシファイルから読み込んだブラシ形状にファイル名に基づいたタグを自動で追加する機能を追加
エクスポート及び保存先のフォルダが元のファイルがあったフォルダにデフォルトでなるように修正
kraファイルのレイヤ―の圧縮をオフに切り替えられるように修正(ファイル容量が大きくなりますが、保存にかかる時間が短くなります)
32ビット浮動点グレースケールTIFFファイルを開く機能を削除:我々はこの形式のサポートをもう行いません
グラデーションを使う際のメモリリークを修正
UIからG’MICへの色のシリアル化を修正 (bug 345639)
G’MICのプレビューチェックボックスの切り替え時にクラッシュする問題の修正 (bug 344058)
起動スプラッシュを無効にした後再び有効に設定し直せるように修正
スライダの名前をスライダ内に表示し表示スペースを節約
グリッドとスプレーブラシのHSVオプションを修正
画像の読み込み中にキャンバス上にズームの拡大率が表示されないように修正
多くのメモリリークを修正
詳細色選択ドッキングパネルが大きくなりすぎてしまう問題を修正
KDE以外のプラットフォームでbreezeテーマを使用できるように修正
パターンを選択せずにパターンで塗りつぶされた図形を作成するとクラッシュする問題を修正 (bug 346990)
浮動点TIFFファイルの読み込みを修正 (bug 344334)
インストールされたバンドルからのリソースへのタグの読み込みの問題を修正
デフォルトのリソースへのデフォルトのタグ付けを可能に
リソースセレクタで最後に使用したタグを記憶するように修正 (bug 346703)
Fix bug 346355:ブラシ選択フィルタで「全てのプリセット」と表示しないように修正 ダウンロード
Linux:
各ディストリビューションが最新のリポジトリにパッケージを作ってくれるはずです
Ubuntu及びその派生ディストリビューションではKrita Limeが通常と同じように使用できます:https://launchpad.net/~dimula73/+archive/ubuntu/krita 現在はリビルド中です:ビルドは今日中に完了する予定です!
OpenSUSEユーザーはKDE:Extra repo:http://download.opensuse.org/repositories/KDE:/Extra/ あるいはVcをサポートする(これによって描画が早くなります)KritaのビルドがあるLeinirのOBSレポジトリが使用できます
Windows:Vista以降をサポートし、7以降の環境が推奨されます。XPはサポートされていません。もし64ビット版のWindowsを使用している場合は32ビット版のKritaを使用しないでください!ZIPファイルはインストールの必要がなくただ解凍するだけで使用できますが、MSIインストーラに付属しているVisual Studio C runtimeはZIP版には含まれていません。
32ビット版Windows:http://files.kde.org/krita/windows/krita_x86_2.9.4.1.msiあるいはhttp://files.kde.org/krita/windows/krita_x86_2.9.4.1.zip(このバージョンはG’MICが搭載されていません)
64ビット版Windows:http://files.kde.org/krita/windows/krita_x64_2.9.4.1.msiあるいはhttp://files.kde.org/krita/windows/krita_x64_2.9.4.1.zip(G’MICフィルターがうまく働かない場合があり、それによってKritaがクラッシュする場合もあります)
OSX:
あくまでもこのビルドは不安定な試験版ということをご了承ください。恐らくうまくは動きません。このビルドの目的は我々がこのビルドの問題を解説できないということ、そしてKritaをOSX上で動かすために技術者を募集するということにあります)
http://files.kde.org/krita/osx/krita-2.9.4.0.dmg