Krita 4.0 ベータ第1版リリース
私たちは公式にストリングフリーズモードです!この開発者向けの言葉を言い換えると「ここからは新機能はなし」という意味です。Krita 4.0に入る予定のものはすべて入っていて、ここからはバグ修正と洗練になります。
Krita 3からKrita 4の間に多くが変わったことを考えると、このフェーズが大事です! この重要な警告を繰り返したいと思います。
ベクターレイヤーのファイルフォーマットが変わりました。Krita 4.0でベクターレイヤーを含む画像を保存すると、Krita 3はそのファイルを開けなくなります。ベクターレイヤーを含むKrita 3のファイルをKrita 4で開くと、ベクターレイヤーがおかしくなる可能性があります。そうしたファイルをKrita 4で作業する前にバックアップを作成してください。
これはテキストを含むファイルについても同様です。Krita 3でのテキストはODT標準を使用していましたが、Krita 4ではテキストはSVGを使用しています。このベータは新しいテキストツールを含むはじめてのリリースです。新しいテキストツールの重要事項は以下になります:
- これは作ることを望んでいたテキストツールとは違うもので、一時しのぎの穴埋めに近いです。税務のいろいろで、望んでいた、完全な機能を持つOpentypeを統合したテキストツールを作成する時間を取ることができませんでした。
- ですが、過去のテキストツールを維持することも不可能でした。元々壊れていて、ODTベースでした。これを置き換えることができる、コミックでの簡単な吹き出しといった、シンプルなケースでは機能するツールが必要でした。
- そういうわけで、このツールはシンプルなものです。まだ中国語や日本語の縦書きサポートはありません。OpenTypeの調整も、タイポグラフィ制御もありません。
- ユーザインタフェースも最終版ではありません。いくつか調整と修正も作業中ですが、Krita 4のテキストツールはほぼ今の時点のものになります。
それ以外について...
このベータにはほぼすべてが含まれています... 2016年の出力フィードバックも含めてこれらの機能の作業を行いました。短いリストは以下です:
- SVGベクターシステム、ツールとワークフローの改善
- 新しいテキストツール
- Pythonスクリプト機能
- SVG読み込み/書き出し
- パレットドッキングパネルの改善
- より大きいブラシサイズのサポート
- ブラシエディタの改善
- 保存と書き出しのリファクタリング。保存はバックグラウンド処理になり、書き出し時には指定したファイル形式に保存できない機能がある場合に警告を表示するようになりました
- 高速塗り分けブラシ
- 複数コアのシステムでのデフォルトのピクセルブラシの高速化
- ユーザインタフェースの様々な改善
それ以外にもいろいろありますが、ビルドをダウンロードするか、自分でビルドして自分の目で確かめてみてください!
あともう一つ、デフォルトブラシの更新作業が進行中です。ベータには含まれていませんがナイトリービルドには含まれています。
プラットホーム別情報
Windows
- 64bitビルドのみが用意されています。Windowsで32bitビルドを用意するかどうかまだ決めていません。
- Windows向けのナイトリービルドが利用できるようになりました。
Linux
- AppImageはアニメーションのオーディオサポートを含んでいません
- AppImageはPythonスクリプト機能を含んでいません
- AppImageは最新のgmic-qtリリースを含んでいません
OSX
- appバンドルはgmic-qtを含んでいません
- appバンドルはPythonスクリプト機能を含んでいません
- appバンドルはPDFインポート機能を含んでいません
ダウンロード
Windows
Windowsユーザーの皆さんへ:もしクラッシュする事案に遭遇した場合は、この案内(英語)に従いデバッグシンボルをKritaに追加してください。これによってKritaがクラッシュした原因をログから解析できるようになります。
- 64ビットWindows版: krita-x64-4.0.0.51-setup.exe
- 64ビットWindowsポータブル版: krita-x64-4.0.0.51.zip
- 64ビット版向けデバッグシンボル (Kritaをインストールしたフォルダに展開して使用)
Linux
- 64ビットLinux用AppImage版: krita-4.0.0-beta.1-x86_64.appimage
(なぜかFirefoxはテキストとして読み込もうとするようです。ダウンロードするにはリンクの右クリックから保存してください)
更新が行われれば、Ubuntuと派生ディストリビューションではKrita Lime PPAからKrita 4.0 beta 1をインストールできるようになります。
OSX
- OSXディスクイメージ版: krita-4.0.0-beta.1.dmg
注意: gmic-qtとpdfプラグインはOSXでは利用できません
ソースコード
- ソースコード: krita-4.0.0.51.1.tar.gz
md5sums
すべてのダウンロード向け:
Key
Linux appimageとソースのtarボールは署名されています。パブリックキーをhttps経由で取得できます: 0x58b9596c722ea3bd.asc. 署名は こちら
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