今年の振り返りと、これから
最初に、そして一番大事なことですが、2017年はよい終わりを迎えました。Krita 4.0をストリングフリーズの状態にしてこの年を終えます。つまり来年の早い時期にリリースを予定しています! 2017年にはKrita 3.xを数バージョンリリースしました。多くの新しい貢献者が増えてKritaですばらしい仕事をしています。銀行の口座にお金も入りました。去年よりは残高は少ないですが、Windows Storeからの売り上げも助けになっています!開発ファンドの登録者も増加し続けています。今は70人の登録者がいます!またIntelとのすばらしいプロジェクトがありました。収入になっただけではなく、ドローイングとアニメーションレンダリングにすばらしいパフォーマンス改善をもたらしました。
とはいえ、大変な一年でした! Kritaと定職の両方でフルタイムで働いたことからのバーンアウトからメンテナが回復してきたところに、税務署が連絡してきたのです… その結果は半年間のストレスと交渉、そして膨大な税の請求と会計士の請求でした。あまりにも不確定な状況で毎年の募金集めも行うことができず、プログラム外の仕事が増え、2016年の機能も計画より多くの時間がかかることになりました。公にすることができる前、税務署と話し合っていた時期には、BoudewijnとDmitryはコミュニティのメンバーに支えられていました。こうした支えがなければプロジェクトは生き延びることができなかったでしょう。
ですが、私たちが問題を公にした時には、素晴らしいレスポンスがありました。その時には、Intelのための仕事と、Windows Storeからの収入と、個人的な貯蓄から、なんとか生き延びることはできると確信していましたが、それでも非常に厳しい状態でした。コミュニティは奮起し、Private Internet Access(KDE、Gnome、Blender、Inkscapeなどもスポンサーしています)が請求書を支払うと連絡してくれたのです!
破産寸前のところから、また計画を立てられるところまで戻ってくることができました!
以前にも計画について報告しましたが、もう一度見てみましょう:
- Pythonスクリプト、SVGベクターレイヤー、新しいテキストツール、スタックブラシ機能(マスキングブラシという名前になりました)、レイジーカラーブラシ、その他多くの機能を含むKrita4.0をリリースします。ストリングフリーズは12月31日の23:59:59で、リリースは3月を予定しています!
- 来年はバグ修正、パフォーマンス改善と機能洗練を行いたいと考えています
- ですが新しいリファレンス画像ツール、セッション管理の向上やその他の作業も行います
- AndroidとiOSへのKritaの移植可能性についても検討したいと思いますが、初期の調査ではあまりよい結果がでていません
- また募金キャンペーンを行いますが、Kickstarterを使用するかはまだ決めていません
- 2016年と2017年はオープンソースカンファレンスに出る余裕がなかったのですが、 Libre Graphics MeetingとAkademyには誰かが参加するようにしたいと思っています。私たちはルーツとつながっているべきです!
Akademyは毎年行われるKDEのコミュニティカンファレンスで、Kritaは常にKDEコミュニティの一部です。KDEはLinuxやUnix風OSでのデスクトップ環境以上のものです。コミュニティとしてのKDEはKritaのようなプロジェクトが発展できる環境を提供しています。KDEコミュニティの開発者はどのKDEプロジェクトについても作業を行うことができます。お互いに対する信頼は非常に高いものです。
今では、報告されクローズされるバグ数からいえば、Kritaは、Plasmaデスクトップシェルに次いでKDEで2番目に使用されているプロジェクトです。KDEがなければ、今のKritaはないでしょう。KDEがなければ、そしてKDEのボランティアシステムアドミンの素晴らしい仕事がなければ、フォーラムも継続インテグレーションも、バグトラッカーもプロジェクト管理システムもなかったでしょう。スプリントの開催も難しくなっていたでしょうし、そして、Kritaはプログラマの人生を多いに楽にしてくれる数多くのKDEフレームワークライブラリに依存しています。KDEは今、年末の募金活動を行っています!
私たちの2016年のスプリントもKDEに一部スポンサーされていました。いろいろなことから、2017年には集まってミートアップができないかもしれない状況でした。それでもプロジェクトの土台が健全なものに戻ったので、小規模なスプリントを 11月に開催することができ、 参加者の活発な議論から、4.0の残り数個の機能についてしっかりした計画を立てることができました。来年は、もっと大きな貢献者スプリントを行いたいと思っています。
そしてもちろん、数多くの素敵なリリース、バグ修正、機能追加、アーティストインタビュー、ドキュメント更新に加えて多くの人が素晴らしいアートを作り上げることを楽しみにしています!