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Krita財団の危機

前の投稿 | 2017年8月4日 金曜日 | 読了時間: 4 分 | 次の投稿

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Krita3.2と新しい4.0の開発ビルド(WindowsでもPython付きです!)の作業をしている途中ですが、悪い知らせも伝えなければいけません。

Krita財団はオランダの税当局とのトラブルに見舞われています。このような状況です:

2月に税の監査が入りました。2013年にKrita財団を立ち上げたときには地元の税コンサルタントからアドバイスを受けて設立と事務を決めたので問題はないと思っていました。VATの登録をして、コンサルタントの指導の通り帳簿をつけていました。

ところが、監査官は2つの問題を見つけました。財団がトレーニングビデオと本を売っているので、100%寄付で運営されているのではなくなります。つまり税当局は財団を一部は企業で、一部は企業ではないとみなしました。

言い換えると、大部分は企業ではないので支払ったVATを取り戻すべきではなりませんでした。一方で企業ともみなされて、Dmitryの仕事に対するVATをオランダに払うべきで、企業ではないためVATを取り戻すことはできません。(Dmitryが自分の仕事のコピーライトを持っていても関係ありませんでした。財団はKritaに関して商標しか所有していません...)

結果は24000ユーロの税の請求でした。会計士にコンサルティングと頼み、共同作業で請求は罰金と利子を含めて、15006ユーロに減りましたが、会計士の代金として4000ユーザがかかりました。

監査官と会計士の話し合いは数ヶ月にわたりました。このストレスはコード生産性を食いつぶすだけではなく、将来を不確定にし、通常の5月の資金集めの機会を逃してしまいました。ある時点では、Krita財団が破産してしまうのではないかと思ってしまいました。

2016年のおわりには銀行に30000ユーロあり、6月まで十分な資金がありました。今では5461.63ユーロまで減っています。幸運なことに、この時期を生き延びることを助ける3つのすばらしいスポンサーがいました。またKritaのいくつかの仕事についてのスポンサーも見つけています。多コアシステムでのパフォーマンス向上とタッチ機能とタッチUIの復活が主なトピックです。

それでも望んでいたほど生産的ではない状態になり、作業中のものもまだ途中でKrita4.0には間に合わないかもしれません。

するとまた厄介なことがあります。2016年の途中まで私はKrita以外にも職についていて、実質的に2つのフルタイムの仕事をしていました。2016年の半ばに限界が来て、他の職は辞めざるを得なくなりました。それから2016年の終わりに尽きるまでは貯金で生活し、それから財団にフルタイムで働くようになったため、この支出も増えてしまいました。

これからは、トレーニングビデオとアートブックとWindowsストアとSteamの売上は別会社に分割し、Krita財団は100%非営利になります。そうするとロシアのDmitryの仕事に対しての対価にオランダに払うVATはなくなります。この新しい構成を会計士にチェックしてもらい、オーケーをもらいました。

今、請求書が来たので、計画を立てられるようになりました:

もちろん寄付をしたり開発ファンドに参加するのに9月まで待つ理由はありません!

付記: 透明度を求める人へ、 2013年、2014年、2015年、2016年の年末報告はこちらです。

Boudewijn Rempt, Kritaメンテナ

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