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Google Summer of Code 2017:Kritaへの参加生徒の自己紹介

前の投稿 | 2017年5月16日 火曜日 | 読了時間: 4 分 | 次の投稿

今年は3つの大陸から4人の生徒がKDEプロジェクトの枠でKritaのGoogle Summer of Codeに参加します。4人全員に自己紹介をしてもらいましょう!

Aniketh Girish:Kritaとshare.krita.orgの統合

私はAniketh Girish、アムリータ・ビッシュワ・ビドゥヤピータム大学のコンピュータ科学工学部の1年生です。大学ではFOSSクラブ(FOSS@Amrita)で活動しています。KDEへの貢献は2016年の9月から始めました。2016年から17年のSeason of KDEに選ばれ、Kstarプロジェクトで働きました。グワーハーティー工科大学で開かれたKDE India Conference 2017に招待され、そこで「OpenCVとQtを用いたオブジェクトトラッキング」という話題でプレゼンを行いました。またKDEの他のプロジェクト、例えばKonsoleやKIOなどにも貢献した経験があります。

GSoC 2017での自分のプロジェクトの狙いはshare.krita.orgとアプリケーションとしてのKritaを統合することにあります。このプロジェクトを実現するため、ウェブサービスとデスクトップアプリケーションを統合するOCS APIを実装するlibatticaというQtライブラリを使おうと考えています。

このプロジェクトのもう一つの狙いはリソースマネージャのGUIをもっと魅力的なものにすることです。現在のリソースマネージャはかなりバグが多く、あまり使いやすいものではないため、選別をかなり行う必要があります。ですのでリソースマネージャのGUIを改良するとともにOCS APIを使ってバンドルその他のリソースをshare.krita.org上で共有出来るようにするつもりです。また見つけた問題は全て修正するつもりです。

ブログ:

Eliakin Costa:KritaのPythonスクリプト機能のお披露目

私はEliakin Costa、ブラジル生まれの23歳です。GSoCでの自分のプロジェクトは「Kritaの新機能であるスクリプトへの対応のお披露目」で、これはKritaで自分が最近行った作業の続きとなるものとなっています。Scripter(Krita自体の中でPythonスクリプトを実行及び保存できるGUI)で実行可能かつ、KritaのGUIに追加可能なスクリプトを開発する必要があります。もっとも重要な自分の仕事として、この期間内に実装される沢山のスクリプト及びプラグインをコンパイルし、自分の成果をユーザーの皆さんにどのような手段で利用できるようにすればいいかを定義するため、もっとたくさんのユーザーの皆さんと話し合うことがあります。プログラミングとKritaのコミュニティへの貢献が非常に今から非常に楽しみです。

Григорий Танцевов(Gregory Tantsevov)Kritaへの水彩ブラシの実装

私はバウマン記念モスクワ国立工科大学の3年生です。プログラミングと音楽、芸術に興味があります。自分は小さな町で育ったため、学生時代にプログラミングをがっつりやる機会には恵まれませんでしたが、数学と物理学の勉強でこれを補いました。

最初にプログラミングを経験したのは小学6年生の時で、Pascalを使って初歩的なお絵かきプログラムを作りました。後に町のカレッジの特別コースで基本的なプログラミングを学び始めました。大学のカリキュラムの一つとしてLisp、C、C++、C#のようなプログラミング言語を勉強しました。現在自分がメインにしているのはC++です。

GSoCの一部として今回は手続き型ブラシを基にしたKrita用の水彩ブラシを作るつもりです。

Alexey Kapustin:Kritaのどの機能が一番利用されているのかを調べるためのユーザー遠隔調査機能

私はAlexey Kapustin、バウマン記念モスクワ国立工科大学ソフトウェア工学部の3年生です。C++、Python、Javascript、ウェブ開発に興味があります。またTechnopark Mail.ru(ウェブ設計を学ぶロシアの学校です)の3学期の勉強もしています。

今年の夏はKritaのユーザー遠隔調査機能の開発を行いたいと思っています。開発者にとってユーザーの調査はとても役立つと思っていますし、この開発で新しい技能を得ることも出来ると考えています。